アメリカでの黒人差別を取り扱った作品の中では、比較的きれい目な作風だと感じた。
この作品はさらに「黒人差別」に加えて「男女不平等の性差別」を加えてる。
実力社会と言われる欧米の社会において非合理的な見えない序列、ガラスの天井。
今でこそ「男女平等」の分野においては後進国である日本よりかは進歩しているアメリカだろうけれども、メディアや他の作品を通して知るアメリカの過去と今も露呈する黒人差別もある中で、このような女性たちの一貫した姿勢と成し遂げた功績は今回のような作品を通したりして様々な形で賞賛されるべき。
- と書いておきつつ、男として生まれた僕に解る範囲って想像の域を超えない所詮は他人事とも思われるだろうな^^;
でもいろんな障壁に挫けない一貫した姿勢は僕も見習うべきところ。
作品を観ていて感じたのは彼女たちはそれぞれ違う職種、役職で戦っていたにせよずっと一人で戦っていたわけでなく同じ境遇を共有できる仲間がいたのもきっと大きな支えになっていたように見える。
肌の色が違えど、性別が違えど、仕事ができる人に任せる。
単純なようで集団社会では至極難しい、残念な事実。