テーマパークで起きたロボットの暴走を描いたSF作品。
テーマパークの「デロス」は、1980年のアメリカ開拓時代を再現した「西部」、13世紀のヨーロッパを模した「中世」、敗退的なボンベイの「古代ローマ」の3つのエリアからなり、1日1000ドルでその時代の生活を体験できる滞在型の娯楽施設。
テーマパークの人々や動物はロボットが演じていた。
ある時、ロボットが頻繁に故障するようになり、制御不能に陥り、客たちを襲い始める。
果たして客たちの運命は？
前半は3つのエリアの登場人物になりきれるテーマパークを満喫できます。
後半は次々とロボットに襲われ、ハラハラドキドキの連続で最後まで息が抜けません。
ガンマンロボットを演じるユル・ブリンナーの怪演が怖かったです。
前半と後半の大きなギャップの演出が素晴らしいアトラクションムービーでした。
ロボット整備や管理の裏舞台も描かれていて興味深い。
1973年の作品とは思えない今観ても楽しめる佳作です。
「1日1000ドルで新しい世界を体験しませんか？」
2021.3 NHK BSP で鑑賞（字幕）
