T3K3

ウエストワールドのT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

ウエストワールド(1973年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

U-NEXT/字幕


すげー面白そうな設定なのに、期待したほどハマれず途中離脱した記憶があるドラマシリーズ。そして映画版も同じような印象となってしまった。

「テーマパークもの」って、そこがいかに魅力的な場所に見えるか、行きたくなるかっていうのが最大(にして大前提)のポイントだと思っているのだけど、まずその点で今作は弱い。同じ原作者でも『ジュラシック・パーク』序盤のワクワク感ってやっぱすごいなと。

人間の欲望の捌け口にされ続けたロボットたちに怒りの感情が芽生え…的なストーリーかと思っていたら、一貫して「感情のない機械」として描かれていた(※僕にはそう見えた)ので意外だった。「娼婦ロボットも体温がなくて冷たいのかな」「銃はいつから人間相手に撃てるようになったんだろうか」「顔面に酸をかけて失うのが聴力」みたいな細かい描写不足?粗?も気になったところ。

50年前の作品ということを考慮しても、やはりもうちょっと面白くできたような惜しい気持ちになる。原作者自ら監督・脚本を務めているので雑な改変をしてるわけでもないだろうし。『ターミネーター』など、後の映画たちに多大な影響を与えていそうな作品であることは分かる。

この頃のジェームズ・ブローリンがクリスチャン・ベールに激似。調べて知ったけどジョシュ・ブローリンのお父さんなんだね。
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