エクスタシーの涙 恥淫のmingoのレビュー・感想・評価

伝説級の一本、凄い。カットごとに数字が読み上げられ（途中から言わなくなるが）カメラもロング気味のフィックスが多めで実験映画の形式を要する、ジョンゾーンの音楽もさらに強度を増すのに一役買っている。宇宙人家族の話で三島由紀夫「美しい星」にインスパイアされてるらしいが個人的には冨樫義博「レベルE」の1巻的な（大木監督ご本人が冨樫の落書きに出てきそう）雰囲気がかなり充満していた。ちなみに本作もレベルEも95年なのでどちらかが影響下にあるのだろうか。

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