アンジェリーナ・ジョリーで『不思議の国のアリス』と『ピーター・パン』をモチーフにしたファンタジーなら絶対見たいでしょ、と思うのに、Filmarks の評価がすごく低い『アリス&ピーター・パン はじまりの物語』を見てみました。
そこかしこに、この2つの名作に通じる小ネタがいっぱいで、上手くまとめてあるんだけど、評価が低いのは、たぶん…
1人称視点がバラバラなこと。
子供視点なのか、大人視点なのか、並行して描かれるストーリーの軸が、どちらに向けた映画なのかはっきりしない。
『ピーター・パン』的世界に度々なるのだが、ファンタジー世界が明らか子供たちの想像の世界だとハッキリわかってしまうこと。
ファンタジーは気持ちよくその世界に入れるから楽しいのであって、CGで見せてる夢の世界が「想像」の産物であるとわかってしまっては興醒めだ。
最終的には上手くまとめて『ピーター・パン』に続くような話になっているから「上手い」とは思うんだけど、この『はじまりの物語』は悲しいシーンばかりで、ワクワクさせてもらえなかった。