不思議の国に行く前のアリスとネバーランドに行く前のピーターパンは実は兄妹で、事故で悲しみにくれる両親を絶望から救うためにそれぞれの国へ旅立つ…というお話
お話の礎となる発想だったり、アリスとピーターパンがそれぞれ子どもならではの想像力や発想力でもって、現実と空想が入り混じった世界は見事に作られているし、ふたりの主人公が描いているイメージあるいはイマジナリといったものも表現されているように思います
そういうわけで劇中ところどころよりは多く幻想的で愉快痛快なシーンはいくつもあるのですが、残念ながらそれがストーリーに反映されている気はしませんでした
よーく読み込んでいけば悪くもないし、寓話的な意味でもいいことを言っているのですが、やはりこの大作を無理なく組み合わせるのは難しかったのかな、決してつまらないというほどではないせいでもったいなかったように思います
