まのり

BLEACHのまのりのレビュー・感想・評価

BLEACH(2018年製作の映画)
4.5
私は漫画原作ものの映画で重要な事は「一本の映画としてまとまっているか」「原作の空気感の再現ができているか」の2つだと思っており、

前者に関しては、本作は原作を再構成しながら、自分を護り死んだ母の仇打ち、自分を救ったばかりに命を落とす危機となったルキアという2つのメインストーリーを軸にまとまりのある作品となっていてかなり好感触。
その分出番の削られたクラスメイト達もいるがキャラの存在感は保っているのであまり問題はないと思う。

後者に関しては、演技、劇伴がかなりアニメ版に寄せておりBLEACHらしさという点がきちんと保てている。
唯一白哉の演技は別物だが、彼もビジュアル面は素晴らしいのである種のしょうがなさとして留まるレベルだろう。

ホロウのCG、アクションシーンや作品全体のテンポなども視聴者を退屈させずエンターテイメントとしてかなりハイレベル。
続編は売上次第だと思うがこのスタッフの護廷十三隊を是非見たいと思える出来だった。
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