このレビューはネタバレを含みます
20世紀末に突如として現れた怪獣が人類を猛攻、かと思ってたら破壊の王ゴジラもちゃっかり参戦してきちゃってさあ大変!
異星人が「ワレワレハウチュウジンダ(ウソ)ゴジラ、討伐するからお前らの星に住まわせろ」と言い寄ってくるけど結局失敗して仲良く恒星間飛行で脱出するけど「こんなところに20年もいられっか!」とあっさり地球に出戻り、2万年経過してしぶとく生き残ってたならまだしも体調300メートル以上にも肥大化していたゴジラに絶望するのであった。
亜空間飛行できるならもっと先の宇宙行けたんじゃね?とか思ってしまうのはナンセンス。
生物もゴジラ亜種になってるし植物も変な感じに進化してる時点でもう地球住むの無理じゃね?とか思うんだけど変に「おらたちの故郷がー!」と拗らせてる主人公のせいでどんどん事態が悪くなっていくのはいたたまれない。
虚淵の脚本だけど小説というかラノベで読む分には厨二病感があって面白いんだけどこと映像媒体でやられると独特の言い回しだったり説明的すぎるセリフをマシンガンのように垂れ流すので「ええから映像でわかりやすく説明してくれ」となってしまうのは相変わらず。
だけどミニゴジラ(本当はミニじゃない)陽動作戦の迫力だったりゴジラ(ゴジラアース)が「お前ら何調子乗ってんだ、ああん?」と言わんばかりに熱線や尻尾カッター()で虚弱貧弱無知無能な人型生物がゴミのように死んでいく様などは迫力があって見応えがあった。
まあ、ゴジラでこれやる?とは思うんだけど、これの続編と最終章よりはまだ面白いなーと思えた。