Tai

GODZILLA 怪獣惑星のTaiのレビュー・感想・評価

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)
2.9
これまでのゴジラシリーズではありえない、なんやかんやで何とかしてきたゴジラ対人類が、あまりの脅威に母星である地球を捨て、限られた人類で20年の年月を宇宙で漂流し続けた後のお話。

邦画の続編ありきで制作される場合の悪いところですかね。
映画1本として鑑賞後の充実感が弱すぎる‼︎
次回以降の為の説明回という感じがしました。
TV放送の第1話じゃないんだから…

私は父がゴジラファンでして、その影響でゴジラは全作観てます。
あと小学生の頃がGフォース直撃世代。
あの近未来感が大好きでした。

本作はバリバリのSF装備でゴジラに挑む訳ですが、言ってしまえば戦車や戦闘機のみで挑んでいる訳で…
やっぱりゴジラには一点突破の最終最大の兵器で挑んで欲しいですね!
「これで倒せなかったら人類の負け」的な。
いや、作戦はそんな感じだったんですけどね。
でも、うーん…それも何か。
3作目へ向けてエスカレートしていくのでしょうが、やはり物足りなさはありました。
最終的には若さとガッツだよね!的な主人公も、あまり好きになれず…

何より不満だったのが地球時間で2万年という時間が経過したゴジラ。
随分とずんぐりむっくりで団子のようなゴジラ。団ゴジラ。
脅威を強調し過ぎたのか、格好良くないんですよね。
あと説明聞いていると最強過ぎる気がするのに、実際のところはそうでもない感じもして、弱くないことは確かだけど、団ゴジに対する恐怖がこちら側までは伝わって来なかったのが非常に残念でした。
空港を襲ってるところは割と好きな画でしたけどね!

兎にも角にもアニメという新しい媒体で作られたゴジラ。
今後、沢山の作品が作られる中でアニメならではのゴジラの魅力が発掘されたらいいなと思います。
Tai

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