けーはち

オペレーション・クロマイトのけーはちのレビュー・感想・評価

3.1
朝鮮戦争における韓国側の起死回生の一手となる仁川上陸作戦。勝利の裏にはマッカーサーに選ばれた諜報員の活躍があった。戦争の裏側を描く、韓流スパイ・アクション。主人公は監査役の将校に化けて司令部に潜入、そこで直に情報を引き出そうとする荒唐無稽な流れだが、意外性はあり惹きは強いし、アクションもそこそこ頑張っている。しかし、特にキャラ立ちしないスパイの仲間たちが1人1人死ぬ際エモい音楽が流れスローになったり、北にいる家族に一目会うため物陰から姿を垣間見るなど、今や珍しいベタベタにベタな演出の洪水。リーアム・ニーソン演じるマッカーサーが要所で出てはポツッと名言を吐くbotのような役回りを演じるのも滑稽。立つ姿だけで名優ゆえの威容だが、マッカーサーは「原爆30〜50発落としたら10日で朝鮮戦争終わってたわ」とか言ってて今美化するのは慎重になるべき人物でもある😅