このレビューはネタバレを含みます
数日かけてちびちび観た。配信停止間際の駆け込み。
南アのアパルトヘイト体制下で、黒人活動家ビコと、白人新聞記者ウッズの友情と受難を描く、史実ベース(!)の映画。
ウッズはビコの本を出版した他、彼自身がこの映画を監修したそうで、信頼度高い。
W主人公系の映画なのに、ビコが中盤で超あっさり死んでしまってビックリ。
頚椎折れてるならそれはもう暴行が原因なんだよな……。
後半はウッズの亡命を描く。ハラハラさせられて、映画としての完成度も高い。
これが現実にあったのかー……と思うと気が重くなる。が、フィクションとしても楽しめるくらい映画としての出来がいい。
最後の犠牲者一覧(&明らかに偽装されている死因)が長くて気が遠くなる。ただこういう演出はとても大事だしよいと思う。
ちょっと長いけど、黒人の公民権とかアパルトヘイトなどに関心がある人は必修。