らんらん

お琴と佐助のらんらんのレビュー・感想・評価

お琴と佐助(1961年製作の映画)
3.5
大阪の大きな薬屋のこいさん春琴(山本富士子)は幼い頃に失明し、甘やかされてきたせいか気が強くワガママ娘
奉公人の佐助(本郷功次郎)は春琴に気に入られ、身の回りの世話を任されている
春琴が打ち込む琴の稽古に同行するうち、佐助もまた芸事に打ち込み、師匠と弟子の関係にもなっていく、、、

何度も映像化されている谷崎潤一郎の「春琴抄」が原作
以前に百恵ちゃんバージョンの見たことは覚えてたけど、こんな内容だったかなー
百恵ちゃんのやつでは三浦友和の献身ぶりがなんとなく印象に残ってるけど
原作について、劇中の妊娠のくだりとか調べていくとまた違った印象
本郷功次郎も献身というか忠義というか凄まじいけど、劇中言われるように大抵じゃないですね、狂気クラス

お師匠さんの全てを知りたい!からの全て知ってるやないのウフフとか
目を潰してお師匠さんと同じになれた!からの悲しんでいいのか喜んでいいのかとか
あんたらヘンタイ通り越してるよ!w もともとワールド展開しまくりがさらに盛り上がっちゃった感じ

、、、ということで素直に感動とか良かったの感想はないんだけど

この作品の山本富士子はすっごい綺麗だった!ツンデレな性格もだけど、やっぱり目を閉じた姿がそそります、川崎敬三の恋慕もわかるわーって感じ

明治期の雰囲気、美術、撮影もいい感じで物語を盛り上げてます
そんなに好きな作品でもないけど、こんなお富士さんが見れたのは収穫
らんらん

らんらん