かのん

アシュラのかのんのレビュー・感想・評価

アシュラ(2016年製作の映画)
3.2
刑事のドギョン(チョンウソン)は、地位と名誉のため汚職に手を染める市長ソンべ(ファンジョンミン)の後始末を請け負う市長の飼い犬状態だった。末期癌の妻を救うためにも悪事を厭わないドギョンの弱点を握った検事らは、自らの利権のためにもドギョンを脅迫してソンべの不正を明らかにしようとする…

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悪徳市長、汚職を請け負う刑事、悪に染まった後輩刑事、刑事の手下のヤク中、刑事に金の分前を貰おうとする上司、脅迫や不法な手で市長を追い詰める検事達…。全員が全員悪い奴らすぎて誰にも同情できない。主人公のドギョンは悪と悪の最悪な板挟み状態で双方向から痛めつけられるだけなのは可哀想だったが、自分も悪い奴なので何とも言えない。

韓国ノワール作品らしく、映像が綺麗な感じじゃなくてジトッとベタッとした感じに見えた。

ファンジョンミンは本当に良い人役から悪い奴の役まで幅広すぎる。今回はあまりにも非常な悪徳 of 悪徳市長役。ここまで不正に染まりまくった市長絶対いないしいちゃいけないけど。自ら提案してパンツまで脱いだシーンが笑えるシーンじゃないけど笑えた。

またもチュジフンの闇落ち役。陰のイケメンだから似合うけど。
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