このレビューはネタバレを含みます
冒頭から主人公の人生がどん詰まりで、好転しそうな予感が全くなかったので、
最後辛うじて一矢報いたというか地獄に道連れできたので、むしろ不幸中のハッピーエンドだと思った。
部屋の天井は低く、蛍光灯の明かりは寒々として薄暗く、食事は冷めていて、流れる血は黒く、誰一人自宅に戻らず、元気なのはデリカシーゼロのファンジョンミンだけという極限状態が延々続く異常な映画。
異常と言えば、あのコクソンと役者が二人も重複していてビックリした。
特にクァク・ドウォンの別人ぶりに驚いた。