感情と責任を混ぜ合わせて昇華した話。
裁判に至る敬意や戦い方、またアウシュビッツでの描写はすごく丁寧で、観ていて頭によく入ってくる。
でも逆に、裁判ではアーヴィングが一方的にやりこめられてばかりで、裁判ものとして観るとやや物足りなく感じる。
事実に基づいた話なので、実際そうだったと言われたらそうなんだろうけども、やはり映画としては山谷が欲しくなるところ。
ユダヤ人証言者を呼ぶ呼ばないをもう少し劇的にしても良かったかもしれない。
やっぱりアーヴィングがただの悪人で、愚か者にしかみえない描写をしている感じがぬぐえない。
事実そうだったのか?