ジャッキー・チェンの両親の話。ジャッキー・チェンは出てこないけどラストに赤ちゃんの写真が出た。巨大児だったそうで、ジャッキー・チェンは生まれたときからビッグだった。
日中戦争や国共内戦のなかでジャッキー父は国民党のスパイや料理人を、ジャッキー母は阿片を密売したりしながら生き延びていたとは、激動の時代を生き抜くことの過酷さが伝わってくる。お父さんは胡琴や京劇をたしなむ文化的な人で、お母さんは芯の強い女性だった。これらはしっかりジャッキー・チェンへと受け継がれているのでしょう。
ジャッキー母は15歳で望まぬ結婚をして死別。その後に出会うジャッキー父が初恋の人だったそう。昔は恋愛結婚は少なかったのでこうゆうことは多かったのだと思う。連れ子たちと両親は中国↔️香港で離ればなれに。親子が再会したのは38年後だという。両親が香港に行ってからジャッキー・チェンは生まれているので、40歳くらいで初めて兄弟に会ったということかな。なんて悲しい運命なんだろう。悲しさが残るラストだった。
「宗家の三姉妹」のメイベル・チャン監督作品。「宗家～」のような娯楽要素は少なめで、小作品といった印象。
