2016年11月26日公開。 監督は行定勲。
落ち目な映画監督(板尾創路)が色んな女とファックしながらたそがれる物語。 83分。
「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の1作。
冒頭からエリック・サティの曲がメランコリックに流れて、板尾創路の物憂げな表情がすごくいい。 エリック・サティは三木聡監督の『熱海の捜査官』(ドラマ)で使われてたので、思い出します。 『ツイン・ピークス』へのオマージュに溢れた傑作です。
隣の奥さんが必要以上にセクシーでエロく誘ってくるのだが、もうネタっぽくて笑ってしまいました。
その後も出会う女ほぼ全員とセックスするのだが、映画監督が全然喜んでなくてちょっと悲しそうなのがいいです。
それと並行してお金のない映画監督のダメな日常が描かれていて、そっちも味があっていいです。 『下衆の愛』 『お盆の弟』など映画監督が主人公の作品は面白い作品が多いのですが、この作品も最高でした。
ほぼ全員の女優が脱いでセックスするのだが、新人女優役の岡村いずみの童顔にやられた。 あまりにもテンションが上がったので、ツイッターフォローしときました(笑) あと看護師役の木嶋のりこのあえぎっぷりが最高でした。 この映画で一番エロいシーンです。
ストーリーもよかったし、メランコリックな雰囲気、奥さん愛してるけど他の女とファックしまくるダメさも人間らしかったです。