リタ

君の名前で僕を呼んでのリタのネタバレレビュー・内容・結末

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ティモシーシャラメとアーミーハマー
2人とも美しい演技派だから
それだけで面白いに決まってる
と思ったがそうでも無かった。

北イタリアの夏らしい、
暖かくキレのある色彩は素敵だけど、
なんせ観念的すぎる。

思わせぶりなセリフと描写ばかりで、
細切れの短編映像を繋げたような編集

バケーション設定だし
夢みたいな描写にするコンセプトなんでしょう。
とにかく甘く美しく
心地良い描写に身を委ねてれば良いのだけどつい

「え????今のどういう意味?」と
台詞にいちいち躓いてしまう。

タイトルの意味さえ何となくしか分からない。
ちょっと見てて疲れた。


2人の恋はブロークバックマウンテンと同じく
世間には隠すことを選ぶのだけど
主人公の周囲の理解(この時代の割に)はとてもあり
偏見に立ち向かう過酷さはあまり描写されていない
と言う点で同系統の映画とは差別化されている。
特に遊ばれた女の子、良い女過ぎるよ。
怒って良いだろ。


父親は打ち明け話を「お母さんは知らない」
と言ってたけどそうかね?
息子のことは気付いたのに
夫のこと知らないことある?
でもならなんで結婚したって話?
ちょっと腑に落ちない。


とにかくこの映画では
民草が兼ねてより持ち続けていたであろう
「ティモシーシャラメをずっと眺めていたい」
という願いが叶った。
エンドロールなんてあざとい。
ありがとう。

アーミーハマーが小さい自転車乗ってんの
なんかエロかった、というか終始アーミーハマーはエロかった
続編どうなるんでしょうね?もう無理かな。
リタ

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