私はそんなにハマらなかったが、感銘を受ける人がいるのも理解出来る。
青少年の心情の動きをつぶさに描いた映画という印象だった。
メインシナリオがイタリア語じゃないのがちょっと残念。
24歳の大学院生というのが日本人の私の目にはどうしてももっと老けて見えてしまうのだが、年長の役者が演じているのか本当にこの辺の24歳はこんなものなのか…
ともあれ、ジェームズ・アイヴォリーらしい丁寧な筆致の脚本で、単に好みと合わない設定なのを除けば、抑えた感情豊かな世界観ある作品とは思う。
個人的な難点がどこかというと、あんまり誠実じゃないなー、という気がするのだが、うーむ。感じ取り方が違うのかな。
