このレビューはネタバレを含みます
ひと夏の淡く切ない物語。
淡く切ないというのはこの映画のためにあるよう
序盤の街の風景、川のシーンはめちゃくちゃに美しく、広い草原で自転車をゆっくりと漕ぎたくなる。
秘密の川で遊ぶシーンでは自分が小さい時に川でザリガニや小魚を取ったのを思い出す。
たびたび映るアプリコットはアダムとイブの禁断の果実のよう
両親の個人を尊重する姿勢は人間的に素晴らしく思う。
暖炉のシーンでは涙の中に2人の深い悲しみと愛情が伝わり、母親の呼びかけも親としての愛情を感じる。
ひと夏の思い出の描き方はいいが何も男同士でなくとも……とは思ってしまう。