嫌われたくない、遠ざけられることほど辛いことはないから。という気持ちと、自分のことをもっと見てほしい、想いを知ってもらいたいという願望で、葛藤する気持ち。恋の切なさをひしひしと感じる。
自分をさらけ出すことの恥ずかしさに動揺するエリオと、エリオを傷つけたくないオリヴァーの苦しみが、繊細な表情から伝わってくる。
胸の高鳴りや苦しみ、恋はこんなにもいろいろな感情が湧き立ち、感情を豊かにするものなんだということを、感じる。
そして、愉快な父親と心配しながらも見守る母親。
決して忘れることのない恋。傷ついたエリオは、乗り越えられるかわからないけれど、素敵な両親たちに支えられて、前を向いていくのだと思った。
