ワンショットワンショットにこだわりを感じる「美」と「哀愁」の一作。
木陰、水、北イタリアの街並み、果実。
一つ一つの要素が作品全体の「美」というパラメータを底上げしていました。ショットを活かすために必要な要素を余すことなく掬い取る、まさに「美」の鬼のような監督・ルカ・グァダニーノ。
ティモシー演じる、本編の2/3が半裸のエリオ。本命にそっぽを剥かれて、別の女で発散しようとする可哀想な子でありスケベという、ファン必見のキャラクターでした。
個人的に2時間は長く感じましたね。ギリ映像美で持ち堪えている感があります。