ずっと人にオススメされてて気になってた作品。北イタリアの美しさが爆発してる。梅雨明けの時期くらいに見て夏への気持ちを高めるの最高って思った。逆に寒い時に見ると夏に焦がれてきゅんとする。
ストーリーはあんまり好きじゃなかったかなぁ。率直に言ってエリオが可哀想。オリヴァーのどこがいいかあんまわからなかったし。なんで二人が惹かれ合ったのかもよくわからんかった。7つも下の少年をたぶらかしといて電話ひとつで結婚の知らせて。可哀想すぎるやろー。見てられん…。心のどこかでもう会えないんだろうなと思いつつ、またきっと会える、もしかしたら迎えに来てくれるかもとか、信じてるって言い聞かせて期待してたんじゃないかなぁ…妄想だけどさ。そんなふうに思うと可哀想で可哀想で…。トラウマやん。ひと夏の恋というにはエリオの心に深く根付きすぎた描き方。両親が器でかい人たちでほんとにそれが救い。思い出したらどんどんオリヴァーアンチになってきちゃった。
最後に「忘れない」って言うのもすごい嫌。自分はさっさと他の女と結婚するくせにエリオに忘れるなって呪いかけてるみたいじゃん。ずるい大人で嫌。
あとよく考えたらエリオがマルシアにしたことが一番酷い。なのにマルシアが健気すぎて、そんな健気になる必要ないんやで…って言いたくなった。
