イタリアの太陽と自然と、舞台となった古そうなお屋敷と、何もかもが好みの画でいつまでも見てられる。画面から伝わる日の光のきらきらした感じや、果物やの香りや水の冷たさとか、画面越しに色んな感覚をゆさぶられて。だから、イタリアでバカンスしてこのふたりを目撃してきたくらいの感覚になった。
英語やフランス語にイタリア語、ドイツ語・・・色んな言語が出てきて、それで場面の雰囲気ちょっとだけ変わるのも好き。それぞれの言葉が雰囲気って、やっぱり映画の雰囲気に影響与えてる気がする。
そんな繊細に彩られた作品だから、ふたりの間にあったこともより美しく切なく感じちゃう。静かに見守る両親の視線もまた良い。