またしても傑作…今年ホントどうなってるの
ひと夏の恋というものではなく、一生忘れないパートナーとの嬉しくも、しかし悲しくもある出会いと別れの物語
音楽、文学、彫像、語源などなど非常に知性を感じさせる要素がありながらも説明と比喩がめちゃくちゃうまいので全然堅くないしわかりやすい
あとティモシーシャラメが天才かっていうくらい上手い!ラストシーンの演技は白眉!!余白の取り方が上手いから見えない部分を想像しちゃう
終盤のお父さんの台詞からわかる優しい眼差しに涙…
タイトルも秀逸だし、焦がれる気持ちが端的に現れているセリフだと思う
ふたりの関係は早熟のアプリコットのように瑞々しく、しかし性急さを感じる関係ではあったけれども、後悔はきっとないだとうし、この先もずっと大切なモノとして深く深く残っていくだろうなぁと思わされた
初夏、夏が来るたびに思い出すであろう名作