けーご

君の名前で僕を呼んでのけーごのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.6
北イタリアの田舎にやってきた大学院生のオリバー。彼はこの地で夏と冬の休暇を家族と共にするエリオという少年の家で一夏を過ごすことになる。エリオは父親のインターンとしてやってくるオリバーを“侵略者”と呼び、自分の部屋を分け与えることになる。共に夏を過ごす中で二人は次第に惹かれあっていく。--


「君の名前で僕を呼んで」
いろんな意味に捉えていた鑑賞前の自分だったけど鑑賞中のそのシーンで本当の意味が分かった。これほど儚くて美しい夏はあるだろうか。きっと二人にとって、この夏は“思い出”という言葉では片付けられないほどの葛藤と衝撃と切なさがあったと思う。
ラストのエリオの涙と窓に映る雪が全てだった。

アーミーもティモシーもどうしてこんなに美しいのか。イタリアの街並み、自然、カメラワーク、様々なものが彼さの美しさと儚さを膨らませた。
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