時代のあたりまえに歯向いながら葛藤しながらも自分の気持ちを抑えきれないエリオとオリヴァーの2人には思わず涙が。
性別というものの本当の意味は何なのか?そんなふうに考えてしまう。
清く美しい情景描写の上に世の中には認めてもらえないが2人の純真な愛が身に沁みた。
そして何と言っても印象的なのはエリオのお父さん。我が息子の現状に世の中や自分の考えを決して押し付けたりせずに、ただひたすらに息子と向き合える父はまさに父親の理想像であった。
ラストシーンでは涙が止まらない。儚くて切なくてどんなに願っても変えられない運命に色々な感情が溢れ出した。
ここまで美しく同性愛を描けるのは本当に感動した。
性別ってなんだろうなあ。
飛行機内で鑑賞したのにもかかわらず時間を忘れて集中させられるような映画でした。