“人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り、30歳までにすり減ってしまう”
“痛みを葬るな、感じた喜びも忘れずに”
主人公エリオのパパができすぎなんやけど？なんて良いお父さんなの？
同性同士の恋愛を否定したり偏見でものを言わないだけでなく、失恋で大泣きしている息子にそんなセリフを言えるなんてさ。
私は女で男の子を好きになって何回も失恋してきたけど、実家で泣いてても親は全く寄り添ってくれんかったぞ💢←
恋愛関係なく、家族がとても暖かくてなんでもないようなシーンでもほっこりした。安心感のある家庭って羨ましい。
オリヴァーに対してもエリオはわりと積極的で、17歳にしてはしっかりと自尊心を持った青年なんやなと感じた。叶わない(長く続かないと分かっている)恋でも、自己犠牲的にならない姿が素敵やった。
【自己犠牲的になる、追いかけまわす、溺れる(沼る)】ことを本気の恋愛と勘違いしてきたけれど、エリオのように自分のことも相手のことも対等に尊重しながら、それでも溢れ出す大好きの想いや別れる悲しさを情熱的に表現されて、私自身の恋愛価値観が大きく覆されそうになった。
最後の暖炉で泣くシャラメの演技とか凄くないか？こんなに見入れる長回し他にないぞ？🔥
あと、イタリアの街並みとファッションが最高にオシャレで憧れた。私もストライプのシャツにショート丈のチノパン履きたい(脚痩せしたら)。
