このレビューはネタバレを含みます
1983年夏、イタリア。一夏のお話。
キラキラとした夏の描写と、音楽がとても美しい。
正直前半は退屈に感じてしまったのだけれど、なんだか目は離せなかった。
エリオとオリヴァーが何をきっかけに惹かれあったのだろうか。
人と人とが惹かれあうことに理由なんてないかもしれないけれど、少しだけ気になる。
個人的には彼らがお互いの前でサングラスをかける時は、本心を隠している時か、心のシャッターを下ろしたい時のように感じた。
結ばれてからは、ほぼ二人はサングラスをかけていない。(もう一度見ないとわからないが)
両親がとても素敵だった。父の言葉にエリオはきっと救われただろう。
そして、最後のエンドロールにエリオ全ての思いが詰まっているように感じた。(ここは見ててつらくなった)