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隻眼の虎のkuuのレビュー・感想・評価

隻眼の虎(2015年製作の映画)
3.5
『隻眼の虎』
原題The Tiger
製作年2015年。上映時間139分。
韓国映画。

かつて凄腕ハンターとして名を馳せたチョン・マンドクは、ある事件をきっかけに銃を捨て、山小屋で幼い息子と2人きりで生活していた。
一方、朝鮮総督府から害獣駆除を命じられた地元の猟師たちは、『山の神』と恐れられている凶暴な大虎を仕留めるため、マンドクに協力を依頼する。。。

今から約100年前の?
1920年代くらいかな?
日本帝国陸軍着用のクソ軍服を見てっと、1920年代後半から30年代前半やと思う。
一風変わった映画すわ。
まぁ一種の反日映画なんちゃうかな?なんて裏読みする小生はコマイコマイ!
しかし、バッタバッタ蝗に蟋蟀と日本帝国陸軍兵を噛み殺しまくりよる虎の姿は、韓国の観客へのリップサービスならぬアイサービスシーンやろう。
日本帝国陸軍兵を殺しまくりよる朝鮮大虎は同情にあたいするんちゃうかなぁ反日の人には。
まぁ風変わりな映画を観るのも一興。
また、今は亡き名俳優・大杉漣が一風変わった役でクソ悪い日本帝国陸軍将軍?
もしくは将校か忘れてもたが登場しとります。
お話は、朝鮮最後の虎との闘いを描いた歴史もの活劇。
日本統治時代に、山神と畏れられとる朝鮮大虎の捕獲作戦に巻き込まれた伝説の猟師マンドクは、大切なものを守っため、再び銃を手にするんやけど。
『対戦!人VSモンスター』てな映画を予想を反して、やるなぁ韓国映画は。
湿気たB級映画を制作する気がナイ勢いで、見応えのある歴史ドラマを作ったと思う。
昔、存在しとった朝鮮虎の絶滅の史実が大杉漣だけに大筋にはあるが歴史的事実とはあまり関係ない。
主人公ら猟師たちと同じ様に、朝鮮大虎の視点からも描かれるし、虎の行動描写はメチャクチャ現実離れしているとはいえ、人間と虎を対等な位置づけで描こうとしとるテクであんま変に違和感はなかった。
野生の悲劇として捉える作りが良かったが、最後の20分はやりすぎコージーって感じは否めないかな。
ご出演の虎はフルのCGやろけど、かなりクオリティ高いかな。
日本の技術力であっこまで再現できるかな?
ほんで虎がちゃっちく🐯なく東芝じゃなくシャープで渋い。
無力に近い人間たちが、攻撃すんのを血祭りに上げてイワシまくる場面は怖かったっす😢!
ビビる大木レヴェナント思い出したって、なんとなく内容も似てるよ~な。韓国映画得意のアクションスパイスが効いているしこちらはこちらで良いかな。
朝鮮大虎のイケイケ残虐ムチャクチャ非道かつどこか哀愁に満ちた雄姿、それにマタギとの奇妙な因縁は妙にドラマチックやし、帝国陸軍のコミカルさを合わせて描いた見やすい娯楽映画やったと思う。
日曜日、小生の愛刀『越前佐治作』の剣鉈(マタギが使う短刀)、虎じゃなく薪と格闘したし、今夜は映画みた勢いで研ごう!
虎と見せかけた薪と闘うため。。。
kuu

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