前作に比べて更に教団員が無害そうなシーンが多く、反対する一般市民や右翼が過激に見えたので教団寄りな作りに感じてしまった。教団がしたことの恐ろしさをきちんと頭に入れて見ないと、感覚が狂いそうになる。
相変わらず制作陣の教団への入り込み方には感心する。この先の変化していく様子も見たかった。
自分とは違う考えでも上に従うのが信仰、という考え方は危険だけど、深刻さは違えど同じ様な思考はどこにでもある。目を覚ますこと、引き返すこと、考えること。
前作に比べて明らかに荒木浩の覇気がなく、気になる表情だった。一体何を考えていたのかなぁ。ヘッドギア怖い。
鑑賞後に読んだ関連書籍メモ
『アンダーグラウンド』『さよなら、サイレント・ネイビー』報道の在り方についてのモヤモヤは募る一方。
『オウムと私』『慟哭 小説・林郁夫裁判』どういう思考になっていたのか、少しわかる。
