目の保養にと思いそれ以上は期待せずに観に行って、その期待通りの作品だった。
ケイト・ブランシェットとリアーナが格好良くて綺麗で一体どうしたものやら…。
アン・ハサウェイも彼女はどこまで可愛くなるというのか。
そういう意味で好きな女優とセレブリティを楽しむには申し分ない映画。
ただそれ以外では弱い。
物語に起伏が無く、登場人物に感情移入する仕掛けも無いので映画とは関係のないところで好きな相手が居ないとひたすら退屈。
人物ごとに役割分担はされているものの個性も薄い。
定番のネタばらしも後付け感が強くインパクトに欠ける。
そもそも作中で破綻したと思わしき部分もある。
オーシャンズの魅力は妙に漂う親近感と何と言っても華麗であるということだと思っていた。
ここで言いたい華麗とは全てが順調に進むという事ではなくて、あらゆるものを手玉に取るということ。
オーシャンズ11で言うなら計画のために緻密な実地調査を行い道中で問題が起きようとも各々の技術で見事に回避してみせる。
こういった根拠のある華麗さが今作には無い。
それでもスコアを伸ばしたのは冒頭の通り、それらを補って余りある女性陣の魅力。
物語、脚本なのかな、問題だらけでもね、良いんです。
私も人間ですから、美男美女が画面に出てたらそりゃウキウキもしちゃいますよね。