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(不)完全人間のappleのレビュー・感想・評価

(不)完全人間(2013年製作の映画)
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身体障害者が(特に見た目が「おかしい」場合に)周囲からどう見られてるかがよく分かる映画だった。

最後の自分を客観視するシーンは面白かった。誰もがどこか不完全だけど、不完全でいいんだよっていうメッセージかな。

〈あらすじ〉登山で足を滑らせて麻痺を患い障害者になったジュンと、その性介助をするヨウコさん、そして障害の兄がいると打ち明けたら結婚破棄になった弟の話。

性介助さんに好きと打ち明けるが振られたことで障害を馬鹿にされたと感じ、時々ビデオチャットをする仲良い女性に顔見せたら呆然とされ、電子レンジから取り出したチャーハンを落としてお皿を割るも、何も片付けられず自分の無力さを感じる。
性介助後は「はい、お疲れ様でした」が決まり文句。人間として接して欲しいという思い。同居する兄を妬むようになるが、兄の優しさが見返りを求めない愛だったと気づき、涙する。
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