スティーヴ・アオキの曲はたまに聞くしライブもYouTubeで観る。天真爛漫にその時を楽しむ、無邪気さ、素直さのあるスタイルが特色で、DJとしても個性のある特別な存在だと思っていたけれど、そんな彼の新たな一面を見たドキュメンタリーだった。アジア人ながらビジネスでもエンタメでも成功した父に認められたい、という思いが彼を動かしていたこと、そして超過密なスケジュールを妥協せずこなす勤勉さ。映画の中で例示されていたスケジュールを見てると、タイトル通り死ぬまで寝ないんじゃないかって感じだ。いやーでも本当に彼はピュアなんだな。こうしてハードにプロフェッショナルに取り組めるのも、仕事を通して彼の心の底からの思いをそのまま発露しているからなんだろう。好きを仕事にする、ということの功罪はよく言われるところであるけれど、その一つの例。ちょうどマツコ会議でマツコとヒカキンが仕事観について話していた後にこれを見たので、一層面白かった。
