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レザボア・ドッグスのtarakoのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.0
実際に事件が起きた場面を飛ばした後から始める事でストーリーに客観性が生まれ、より登場人物の言葉に見る方も重点が移っていると思う。
これは黒澤明監督の生きるでも見たやり方だが、それにインスパイアされてるのかな?
時間の流れとしては何時間というだけの話だけれども、それぞれ主要人物の過去にも移る事でよりストーリーに幅が生まれていた。
また最初の会話シーンでのカメラワークが印象的だった。人物の背中越しに話している人を撮るショットはよく見るが、背中だけを映しているのは初めて見た。隣の席で聞いているような感じを覚えるのはそう言った撮り方の所為なのか。
音響自体はあんまりなくて、会話以外にあまり音も聞こえないのだが、所々かかる音楽のセンスがいいなと思った。
色々と凝った演出があって面白かった。
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