ひたすら男映画の沼にハマってるので、久しぶりに見直してみました。今回は英語字幕ありで観てみることにしたのですが、改めて読んでみると、意外にシンプルな文章なんだと気づきました。全員のキャラが濃過ぎて、長年雰囲気にやられてただけのようですw
男性しか出てこない純度100%の男映画なので、例えるなら東京港区あたりで男性店員しかいない、めちゃくちゃ拘りの強い飲食店を思い出します。食事だけでなく、おしぼりからメニューのフォントまで拘ってるようなお店です。
バイオレンスは避けられないので、目を背けてしまうシーンはありますが、描き方がとにかく「タランティーノ」節。終始、会話と音楽と暴力の組み合わせで、押し相撲のように前に進みます。
映像の雰囲気はインディーズ感あって割と楽しいです。キャスティングの塩梅もとてもちょうどいい。
ピンク役の俳優キャスティングが肝だったかなーティムロスはタランティーノで知った役者でかなり好みです。癖強過ぎない、でもキリッとします。
舞台のような密室劇。当時斬新な心理戦でした。