八州雄会

レザボア・ドッグスの八州雄会のレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.5
裏切者への猜疑心からダイヤ強盗達の仲間割れを描く 1993年公開の作品


ネタバレになるかもですが・・・


タランティーノの名を世界に轟かせたデビュー作という触れ込みで飛びつきました。

裏社会のボスがダイヤ強盗を計画し、息子エディを連絡係に、6名の実行メンバーを集め、レストランで皆で朝食を取りながら、くだらない話を延々とするシーンからはじまります。

実はお互いの素性を隠して身の上話などを禁止されていたのでムダ話するしか無いと知るとこのシーンの必然性を感じます。

それから、いきなり、血だらけの仲間を連れて逃走するシーンへ話がぶっ飛び、犯行後の集合場所である倉庫を舞台に、タランティーノ得意の時系列を逆上る手法で経緯を説明していきます。

犯行現場に警察が待ち伏せしていたらしく、裏切者(潜入刑事)が紛れ込んでいる事を疑います。

最後は わざとでしょうが、えっ?そんな終わり方でいいの?と言う、ギャグと言うかなんというか、ある意味「らしい」終わり方で唐突におわりました。初見は「ん?」となりましたが、後からジワジワきました。