ジョン

レザボア・ドッグスのジョンのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
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クレジットもほどほどに、カフェでの会話から始まり、黒スーツに黒ネクタイでテーブルを囲む男たちはそれだけでかっこいい。雑談だけどそれだけでどんな人間なのかなんとなくわかってくるのがタランティーノのセンスが光っている。そして横並びで歩いてあの音楽が流れるオープニングはカッコ良すぎて痺れた。ここだけでもこの映画は見る価値があると思う。
大半は倉庫での会話で、間に答え合わせ的な回想シーンが挟まる。その構成がストーリーを面白くしていて、オレンジが撃たれた直後の車の会話シーンが2回流れるが、1回目と2回目で感じ方が違ってくる。
最後までオレンジを信じたホワイトと真実を打ち明けるオレンジのラストシーンは無駄に言葉に出さずに、表情と動作だけであれだけ感情を生み出すのはすごかった。目が離せなかった。
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