Masami

レザボア・ドッグスのMasamiのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
5.0
久々の再鑑賞。

冒頭からの小話、ライクアヴァージン編でもう心掴まれますね。その後も俺はチップ払わない編、黒人女は怒りっぽい編などしょうもない感が大好き。そして便所の中の警察編に続く。本作自体がラストも含めて小話みたいだ。

ブラックスーツとジョージ・ベーカーのLittle Green Bagの流れるオープンニング、ブロンド(マイケル・マドセン)がラジオで曲をかけ、ウキウキしながら警官を拷問するシーン、ラストの三竦みのシーンなど、お気に入りのシーンはキリがない。

登場人物一人一人のキャラクターに味がある。それはどうでもいい様な会話や仕草が自然体で、どことなく抜け感がある。脚本も映画の王道をあざ笑うかの様な話で、次回作のパルプフィクションよりも荒削りだけど、どこを切り取っても好きなんだよなぁ。

今観ても色あせない、自分の映画観を作ってくれた作品。
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