TRT421

レザボア・ドッグスのTRT421のレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.0
鑑賞は三回目か、四回目か。

タランティーノの作品は
見るのに覚悟がいる。
バーチャルながら痛みを感じるから。
今回も分かっているのに
やはり痛い。。。

この作品は
ほぼワンシチュエーションに近いので
舞台演劇にしたら
面白いんじゃないかなぁ
なんて思いながら
見始めた

見始めて直ぐに
人間関係が複雑であることを思い出す

その目線で見ると
最初のくだらない
レストランでの会話が
実に効いてくる

全員揃うのはこのシーンしかないが
登場人物一人一人頭に焼き付く
しかしオレンジはほぼ喋らない

そのオレンジのシーンから
逃亡劇が始まる

他のメンバーは今どうなっている?
誰が裏切った?
と想像が膨らむ

時間軸が入れ替わるが
過去のシーンは分かりやすい

衣装が良い目印になり
時間軸が理解できる

そう考えるとレストランの後
黒いスーツで並んで歩くシーンも
強盗の時の服装を印象付けるには
充分な効果があり
意味が大きい

なるほどなぁと うなる

舞台演劇にするには
どうすれば良いか
演出家の腕の見せ所か

今回の発見は
オープニングがLittle Green Bag という曲
ということ
僕の大好きだったテレビ番組
木曜日のシネマイブ
のオープニングテーマ

最近ではビールのCMにも起用

一つすっきりした
TRT421

TRT421