アフガニスタン駐留のカナダ軍を描いた戦争アクション。
タリバンとの戦いは映画などの影響もあって米軍ばかりに目がいきがちだけど、実際は多国籍軍で、カナダ軍にしても150人以上が戦闘で犠牲になっていたらしい。
これは監督・脚本・出演したポール・グロスという人が実際にアフガニスタンで取材をして作り上げたという。
ストーリーはフィクションだけど、彼が実際に取材で得た話を総合して脚本を書いたのだとか。
カナダ映画なので予算はあまり無さそうというのが分かるけど、ドキュメンタリータッチの映像にしたり工夫が感じられる。
何より戦闘シーンや爆発シーンはCGばかりに頼らず結構頑張ってる印象。
しかも戦闘シーンが意外と多め。
もちろん戦争映画の迫力でいえばハリウッドの大作戦争映画と比べるべくもないけど。
終盤急にグロくなってちょっとテンション上がる(不謹慎)。
地雷で吹き飛ぶシーンはなかなかのインパクト。
もう少し篭城戦をやってくれたらかなり点数高く付けてたと思う。
「ローンサバイバー」のようにアフガニスタンの人々の宗教面で良い部分も描いていたり、一方的でないのも好感度高い。
ラストが切ないけど嫌いじゃない。
