再び夏映画。こちらは短編です。
夏のある日、カナコが帰宅すると家には元カレのチバが待っていた。数年振りの再会。
まず、みなさんこれ観る際はフィルマークスのあらすじ絶対読まないほうがいいです。この映画のいいところはハッキリと説明しないところにあるので、観たまま感じとるほうが作り手の意図にも合ってる気がします。
結婚を控えたカナコのもとに戻ってくる元カレ。カナコはチバに未練があるわけではないけど、結婚と将来にどことない不安を覚えている。
その不安を優しく拭うようなチバの言葉。
なんとも言えない独特の雰囲気が、夏の日の不思議な出来事という感じで心地良い。
チバの存在についてはなんとなくわかってくるけど、ハッキリと説明がないのがいい。未練しかないだろうに、素敵な祝福を送れるいい男だ。
全体的に演技のクオリティが低いのは少し残念ながら、雰囲気のよさにそれは気にならなくなる。
エンディングのアコースティックギターの曲もいい感じ。
カナコを演じた毛利悟巳が雰囲気があってとても素敵な役者でした。