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トゥルー・グリットのhigadesignのレビュー・感想・評価

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
3.9
20230215-071、20210528-158
1880年代、オクラホマ州境のフォート・スミス
原題: True Grit→”本当の勇気”という意味
原作:『勇気ある追跡』 (1968) チャールズ・ポーティス
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
美術:ジェス・ゴンコール
1969年にジョン・ウェインが主演を務めた西部劇映画『勇気ある追跡』リメイク

ルースター・コグバーン(眼帯の連邦保安官補):ジェフ・ブリッジス
マティ・ロス(父を殺された14歳少女):ヘイリー・スタインフェルド
ラ・ビーフ(テキサスレンジャー・州警備隊):マット・デイモン
トム・チェイニー(マティの父親を殺害):ジョシュ・ブローリン

祈るシーンは殆どないがキリスト教・聖書精神の強い映画

オープニング「悪しき者は追われなくても逃げる」聖書のつづきは「正しいものは若獅子の様に頼もしい」→箴言28章1節
「人は必ず何らかの代償を払わなければならない、代償無しで手に入れるのは神の慈悲だけ」
チェイニーはヘンリーライフルを持ち父を殺しカルフォルニアの金貨2枚と馬を盗み逃亡した
マティは原作小説ではキリスト教原理主義”福音派” プロテスタント (全米の1/3程)
マティの黒人の付き人:ヤ―ネル
遺体には魂がもうないからとキスをしない、遺体には秘密結社のエプロン
葬儀屋の請求額が高くて遺体と一緒に泊まる
女は酒場に入れない
列車で棺を運ぶ「フランク・ロス 駅留め」と書かれた棺
アイザック・パーカー”首吊り判事”と呼ばれる裁判官の絞首刑(79人も)、見学する客で宿がいっぱい
*参考『奴らを高く吊るせ!』(1968)クリント・イーストウッド
犯人はチョクトー族の居留地(無法地帯):第7代ジャクソン大統領の時代につくる
買い付けに言った馬ムスタング(荒れ馬)300ドル
「昨夜は葬儀屋で3つの遺体と一緒に寝たわ、枯れた骨の谷に行ったエゼキエルの気分よ」→エゼキエル書37章
コルト・ドラグーン(父の銃)
フォート・スミスにはマラリアが蔓延
馬の名前(10ドルで購入):リトル・ブラキー→河を渡る
賞金100ドルでチェイニーを捕まえに行く(前金50ドル)
「死の陰の谷を歩くとも、私は悪を恐れない」→詩編 23:4
口の減らないマティの尻を叩くラ・ビーフ
コグバーンは南軍ゲリラ「ブッシュワッカー」クワントリルやブラッディ・ビルの仲間→ゲリラの代償として片目がない*ちなみに北軍ゲリラ「ジェイホーカーズ」ゲリラは虐殺や強盗を行っていた
*ローレンスの虐殺:カンザス州ローレンスの町で南軍ゲリラが200人を虐殺
ラ・ビーフはシュリーブポートでカービー・スミスの部下だった南軍の北バージニア軍出身:カービン銃を使用
バーグビーの店で馬をいじめていた子供たち強く当たるコグバーン
知らない男のハンギング(お尋ね者)先住民に首つられる
死体から歯を抜き取るため先住民と死体の交換する熊の皮をかぶる医者
小屋にいたのはメソジスト(兄が巡回牧師)とクソ野郎
ラ・ビーフが投げ縄で捕まり大けが・舌をかむ。夜の引きの画(マティ目線)の銃撃戦
法廷犯(マルム・プロヒビトゥム):法廷上の悪
自然犯(マルム・イン・セ):それ自体が悪
マティがコルト・ドラグーンをぶっ放すが捕まる
ラッキー・ネッド羊毛のカウボーイレギングス(チャップス)
4人VSコグバーンの決闘、引きの画(マティ目線)カッコイイ。馬に乗り両手で発砲
ラ・ビーフは「ああ神よ」と言ってカービンライフルで350m離れたネッドをしとめる
洞窟に落ちてガラガラヘビに噛まれる(地獄に落ちるメタファー)→腕切断(チェイニーを殺した代償)
走りまくった馬を殺める
ワールド・ウエスト・ショー
ナイト・ホース病←夜に馬を殺めたから?代償?
元南軍ゲリラでワールド・ウエスト・ショーに参加しているコール・ヤンガーとジェシー・ジェイムズに「座ってなさい、クズ!」捨て台詞
コグバーンの遺体を引き取り自分のそばに埋葬
マティは生きていれば老人であろうラ・ビーフを探す
「時は瞬く間に過ぎる」
エンディング:聖歌「主の御手に頼る日聖(Leaning on the Everlasting Arms)」

挿入歌.com
https://sounyuuka.com/eiga/true-grit-2010/
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