イチロヲ

恐怖女子高校 不良悶絶グループのイチロヲのレビュー・感想・評価

4.0
PTAの後ろ盾をもつグループ(衣麻遼子など)と対立しているズベ公(池玲子&叶優子)が、PTA会長(名和宏)の不正行為に肉薄していく。東映「恐怖女子高校」シリーズの第3弾。プロデューサーの天尾完次は、本作を最後に東京撮影所へと異動する。

今回は、米軍基地の街が主なる舞台。在日米兵による強姦事件と麻薬取引を背景にしながら、ズベ公の活躍が描かれる。監督が交代しているため、若干くすんだタッチになっているが、エロと暴力が交錯する総合エンタメ路線は、きちんと踏襲されている。

端役では、筆者のフェイバリット女優である芹明香が、ラリパッパ生徒役で登場(演技に見えない!)。コメディ面では、衣麻遼子と大泉滉によるSMプレイが傑作。三原葉子の性行動を、その娘である池玲子が直視してしまう場面も最高に笑える。

何よりも、池玲子が最初から最後まで白いセーラー服を着たままの姿でいるところが素晴らしい。「セーラー服と機関銃」状態でカチコミをかけるクライマックスが、映像に映えている。
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