伝統的なオープニングがなくてビックリしたけど、むしろ前作の後編的な内容だったのでオープニングを付ける値もなかった……というトコロなのかもしれない。イヤ、ソノ分冒頭から緊張感は高かったけど。
ともあれ、正直云って各方面の状況がイロイロ判りずらかったのは、画を埋めるほとんどがニックとフィラトのドライブデートばかりだったからかもしれない。イヤもちろん、奥さんの敵討ちを懸命に辛抱しつつハンブルグに降りかかろうとしている脅威を排除しようと頑張ってるのは判るんだけど……むしろ、ハンブルグだけの脅威と割り切っちゃっていいのか？ドイツ全体の脅威なんじゃないのか。
ともあれ、何処から取り出したのか判らないロケット・ランチャーを街中でぶっ放す男気にコケそうになりつつ、娘や検事のヤな女ぶりに辟易しちゃったそんな一作。
