ベルサイユ製麺

バウンティ・ハンターズのベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

バウンティ・ハンターズ(2016年製作の映画)
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韓国・中国合作。ストーリーは、あらすじをご参照下さい。
…例えば韓国料理も中華料理も好きで、どっちも食べたいからいっそ混ぜちゃうか!ってなったとして、ソレが必ずしも美味しくなるとは限りませんよね。油ギトギトの激辛料理が大量に出来てしまうかも…。別にコレがソレだ、とか言ってるわけでは無いんですけどね。
バウンティハンターとは謳っておりますが、実質は良くある探偵物です。絵本の猫が生きたのとおんなじ位、100万回は見たヤツですね。主人公2人の凸凹バディ感、セクシー可愛いコちゃん、万能執事みたいな構成で、ある一定の面白さは担保されている訳ですが、今作のオリジナル要素が果たして+αになっているのか、-αになっているのかというと…。
流れを分断する独特の中華ギャグは、まあそもそも我々向けに作った訳じゃないですからしょうがないのですけど、全く理解出来ないのが、謎の装備“レーザーガン”!別にSFとかでもないのに、特に説明もなくピキュウピキュウとビームを乱射。他にも“撃たれると痺れてタコ踊りしちゃう電撃ガン”とか“塗ると爆発する口紅”とか、真面目に観ることを禁じられた様な気待ちになります…。映画の土台そのものはそこまで酷いって訳でも無い、中華系としては割と平均的なレベルなだけに、リアリティを削ぐ謎要素はホントに勿体無くて残念でした。グッダグダなストーリーに挟まる大味なアクションは、脚本軽視のよくある香港クオリティ感ですが、それを見事に洗練された(?)見映えにしているのが近年の『ミッション・インポッシブル』の様にも思え、トム様の偉大さが浮き彫りになるばかり。いろいろ勿体ない作品です。
…が、他の方のレビューを読んだ感じだと、そもそも主人公のイ・ミンホを愛でるのが第一目的の様でして、じゃあしょうがない。ソレで良いのならこっちだってルイス・ファンを全力で愛でますよ!ルイス〜!

↑…っていうレビューを書いて、暫く放置してしまいました。考えれど考えれど、面白く出来ない…。いや、元々面白いレビューなんて書けていないのですが、それにしてもコレは酷すぎる。(パッと見はいつも通りに思えるかもしれませんが、)どこも面白くなくて何にもプラスが生まれない…。作品には何の落ち度もありません。もう本当にレビューを辞めてしまいたい気分です。

ボツにしても良かったのですが、敢えて投稿し恥を晒し、時に見返し猛省したいと思います。本当に申し訳ないです。