takanoひねもすのたり

Black Past(原題)のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

Black Past(原題)(1989年製作の映画)
3.8
ごめんなさい。
オラフのオラフが意外に小さいと聞いて観てしまいました…懺悔。

鎖でぐるぐる巻にされた箱の中から日記(書物?)と鏡が出てきて、よせばいいのに鏡を部屋に飾る主人公。鏡の邪気に影響されて段々とおかしくなっていく…というあらすじ。

冒頭、少女の頭に斤をバーン!
観てるこっちは訳わかりません、どうして突然頭パーンなの 笑
前半は何気にリア充な主人公の日常描写が続き…、あ、パンツがビキニでした。
中盤から後半は血飛沫人体損壊グロゴア祭り。
切り取られた手首がぴくぴくしてたり、目ん玉を剃刀で切ったり、目ん玉にお注射したり、四肢列断したり、頭パッカーンしたり、お腹から臓物ぞろぞろ出して戻して、ぐちゃみどろ。

顔ずるむけ変身シーンは、今観ても全然良いし、そこらじゅう血塗れ、死体損壊も遠慮無し、チェーンソーで人体真っ二つ、とかもうフリーダム、好き放題殺ってるなー楽しそうだなーとなんとなく思います。
何ていうか、スプラッターな描写に対する熱量と勢いが半端ない感じが良いです。

オラフのオラフのシーンは、何か前にハサミでタコウィンナーみたく切ってた映像が脳裏に蘇り、まな板の上ならぬ只の板の上に乗せられたオラフを藁人形の如く釘で打ち付けるという所業で、そりゃ縮こまるわ(補正)…と優しい眼で確認できました。

とりあえず、イッテンバッハもう1本観たのですがフィルマに登録がないのでこちらに併記。

【No Reason】2010年

ヒロインがとにかく血塗れ全裸です。

冒頭は幸せファミリーのホームビデオ。
それから場面は変わって、ラブなカップル。
「セバスチャン気をつけてね」とパートナーを見送るジェニファー。ご近所さんに息子のニコを預けて買い物へ。帰宅するとご近所さんと息子が行方不明、おまけに謎の手紙が。そこにはパートナーの浮気の証拠が。
怒り心頭だけど落ち着こうとお風呂に入るジェニファー。そのままうとうと…幻覚の世界へ。

そこは腐乱死体やら損壊死体やらがゴロゴロ。
奥では拷問。顔が判別つかなくなる程のめった打ちやら、頭皮ずるりん剥ぎ、ビニール被せて窒息、ち○こスライスチョッキン等。
混乱するジェニファーだけど、親玉らしいボンテージ兄貴に必至で息子の行方を問う…という感じでSM地獄巡りみたいなことになってます。
最初の方は、顔を知ってる人達が拷問受けていて、絶叫&血だらけになりますが、場面が変わりSM拷問受けてる人は、まあ痛そうなんですが粛々と痛みを受け入れてる感じで、ちょっと「マーターズ」を彷彿。
あと異形な人達も登場。目鼻が無くて口だけとか、「ヘルレイザー」のピンヘッドみたいな人もいた。わーい。

なかなか切ない余韻を残す作品。
最後が哀れなりけり…で、冒頭のホームビデオの関連が分ったり、ジェニファーの真実が判明したりの結構切なくも、ははぁ…なオチが着いています。

基本的にゴアゴアしてますが、多分これまでのイッテンバッハ作品を観てきてる方々には恐らく温い方じゃないかなあと思います。
少なくとも最初の奴よりパワーダウンは否めない。大人し目のほうじゃないかな…たぶん。