RAMPO

ホーンテッド・メモリーズ 戦慄ノ館のRAMPOのレビュー・感想・評価

2.8
雰囲気はとても良いです。
神経質っぽく嫌味な感じの主人公とそれを取り巻く普通じゃない感じの母親、友人、隣人等により、今にも何か起こりそうな感じでお話が展開していきます。
ただし、いかにもホラーな雰囲気を醸し出す割に(それが悪くないので尚更)、雰囲気止まりで肩透かし感が強い。
オチもまぁ想定内なんですが、そこに至る演出が分かりづらいっていうか、なんかストレートに繋がってない感じ。
結局、これはいわく因縁があっての話なのか(ラストシーンを見る限り、なんかありそうって演出ですが…)、あくまで主人公の妄想に起因する話なのか、それさえもよく分からないです。現実か虚構か定かでないストーリー構成や演出技法ってよくありますが、そういうんじゃなくて、上手く設定を整理しきれてない感じ。
嫌いじゃないけど、ちょっと惜しい。
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