チーズ

君の膵臓をたべたいのチーズのネタバレレビュー・内容・結末

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

そうですね、最高と言うより他ない人が多い中、同じく最高だと思う俺であっても、元来より権威主義を否定する俺は、一石を投じる役割を演じたい。

例えば、北村匠海の声が少しあざとく、それに慣れるまでに時間が掛かった。それが普くとは考えていないが、中にはいらっしゃったと考えることに何ら不思議は覚え無い。生来の声に難癖を着けるのは生類憐れみの令が否定したし、そのまま江戸時代は繁栄し続けた。
しかし、その後はペリーとか白人舶来が編まれたし、夢夢、何処にも行き場所なんて無くなっちゃった。

何時も我々は映画に対し、仮想現実の絶妙なバランスを求める。実世界に還元し得る要素が過度に虚である場合、指数演算的に共感性が欠如して行ってしまう。一方で、誇大に濃縮された現実に於いては、映画を視認する必要性が下限を見ない。ルポルタージュなど現実を忠実に興す事を主題とするものも有るが、正直何が言いたいのか自分でも分からなくなって来た。

故に、そこに見出されるケロイド状のグジュついた元膿は排除される宿命を論ぜられても現実は火の壁と変幻し、眠りを脅かすのです。

さて、何やかやで、北村匠海のナヨナヨとした純菜の塩漬けも、題材を漉すに一理あり、後年、高熱と共に思い出すだろう。浜辺のあっけらかんとしつつも凛とした御姿はどう考えてもミューズのそれで、日本陰嚢協会の会員たる俺も、林業を営もうかと思った位、固執すべき事由であった。

全き、その凡てが、我々の血肉に変解する事を望んで、此処に一筆認めるしか、アタクシには出来ないのです。

4回見たけど泣いたのは1.3.4回だけなので、代々家柄が農業的な人達はガッツリ塩水垂らすんちゃいまっかの!
チーズ

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