このレビューはネタバレを含みます
悲しげなタイトルに、当時は見る勇気がなかった。
悲しい事になるのが想像できたので、
その事を前向きに演出してあったとしても(きっと演出してあると思いましたが)、その時の自分には、心が耐えられるか自信がなかった。
ヒロインがとにかく儚い・・
何故私が・ってのをひたすら感じさせないような振る舞いがとにかく切ない。
世界で一番大切な人が、4年間心臓の病気と闘っています。
毎日飲む薬の量を見て、彼女に隠れて一人で思い泣いた事もある。
でも、その人はヒロインのように、活発で明るく優しい、そして行動的だ。
この映画を見て、そんな『君』をただひたすらに愛しく、大切に感じた。
もし君が望むなら、この心臓でもこの膵臓でも、肝臓でも肺でも、何でも切りとって食べていい。
そんな事で、君の病気がなくなるのなら。
そんな事で、これからもずっと君が笑顔でいられるなら。
お願いだから、いなくならないで
そして、それがもし叶わないのなら
どうか、どうか君の心臓を僕に食べさせて下さい・・